仕事にやり甲斐や自己実現を求めなくてもいいのではないか?

働き方

自分の将来を考えるとき「何がやりたいかわからない」から始まって、と言いながら、何となく学生団体に参加したり、ボランティアに行ってみたり、サークルに入ってみたりして、何となくセミナーに顔出しながら、結局自分の軸が見つからないで悩んでいる人、沢山見て来ました。

やりたいことがティーンエイジャーの頃から明確で、目標に向かってまっしぐらな人なんてそうそういないわけですから悩むことは問題ないです。

学生のうちなら沢山悩んでもいいですし、社会人でも、とりあえず自分の与えられた仕事を遂行しながら迷う分には、悪いことじゃないです。それに、「自分探し」と言いながら旅行したり、人と会ったりするのは楽しいと思います。

ただ、学生でも社会人でも言えることですが、自分探ししすぎて金銭・精神共に本業に支障が出るレベルで疲弊するのは駄目です。

 

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1.会社に入ってやりたいことができる可能性の方が低い

フルコミ営業職や専門職採用枠のような一部の例外を除いて日本では「やりたいこと」をやれる部署にそのまま配属されることの方が低いです。
こればかりは通常の就活では
「わが社に入社して君がどのような貢献ができるか、どのようになりたいか、何をやりたいのかという熱意を伝えてほしい」
と大人が言い続けてきたことにも責任があります。

人事も本音は「どこに配属されようと急な転勤にも文句言わないで黙って従ってほしい」というハズなのに、それに迎合して「どこに配属されてもいいです。どこでもいいです」なんて本音で言う就活生を見下すわけですから…

ということで大学生にとって将来を決める就活を勝ち抜くには、チグハグな状況でも、ある程度上手に立ち回る必要があります。

 

 

2.希望した仕事に就けたからとそれが天職だとは限らない

希望した仕事に就けなかった人の捨て台詞ではなく「希望していなかった扱いを受けたけど結局今の自分がここにきてよかった」と思った人も「希望していた仕事に就けたけど『こんなはずじゃなかった』」と思った人も相応の数いるはずです。

もしかしたら上司や人事担当の目が節穴だったりいい加減なこともあるかもしれませんが、逆に自分の自己評価が的外れなことも往々にしてあり得ます。

また、思い入れがある分「こんなはずじゃなかった」と思い始めたらその落差に大きく落胆してしまうこともあります。

 

 

3.もっと言うと、やりたい仕事に就くと「やりたいことをやりたいようにできなくなる」こともある

業種によって一概には言えませんが、自分の就きたい仕事に着けたものの、規則や法律によって、自分にとって本意でないことを行う必要も出てくることがあります。
その際の苦しみは半端じゃないでしょう。

例えば「銀行の融資担当になって中小企業を支えたい」という志を持ち、見事地方銀行に採用されたとします。

そうしたら、「ここで融資したらこの会社持ち直すことができるのに」と言う気持ちを抱いて、社長に同情したとしても場合によっては上司の命令で融資を引き上げなければいけないことになるということもあり得ます。稟議が通らなければ末端の担当者が頑張ったところで融資はおりません。

かといって「どうしてもこの会社を助けたい」と思って個人的にその社長にお金を貸すことも「浮き貸し」となって法律として認められません。

希望するポジションについてしまったからこそ制約が発生することがあります。このケースならば、もし彼が個人で金融会社を作っていたならば個人的に融資できたかもしれません。

 

特に公務員は顕著です。詳しくはこちらの記事を見て下さい。

公務員が志望通りの部署に就いたらやりたいことが制約されることも
希望の部署に配属された場合、公務員であるがゆえにやりたいことが出来なくなることもあることに注意してください。

 

 

4.じゃあどうすればいいのか

「仕事はお金を稼ぐ手段」と割り切ってサラリーマン生活を謳歌するのも別に悪い人生じゃないです。
あるいはもしどうしてもやりたいことがあるならば説き伏せるだけの実力をつけて実績を上げることに力を注いでもいいでしょう。
しばらく勤めてみてどうしても合わないならば転職ないし独立してもいいと思います。

 

という誰でも言えるアドバイスだけで終わっても仕方ないので、一つだけ伝えたい事を結論とします。

「やりたいことが出来る部署に行けなくても落胆しなくてもいいではないか」
「仕事だけが自己実現の手段ではない」

 

「専業漫画家目指すのではなく公務員やりながら同人活動する」と言った生き方もやりたいことと生活を両立できる生き方です。同人活動から大成する人もいますし。

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