社内人事異動の裏側で起こる衝撃的な話たち

働き方

全国に支店があるわが社は、人事異動も頻繁に行われます。
それに伴い、毎年各地で悲喜こもごもな話があります。

今回は私の周囲で実際に起こった、人事異動に伴う衝撃的な話をピックアップします。

 

 

 

①「うちも嫌ですそんな人」

上司に「地方に飛ぶか?」と言われて震え上がる社員がドラマで書かれていますが、近年は人員削減のため、ギリギリまで支店や支社の人材が削られています。

そんな中、地方もワケアリの社員を受け入れるのに限界があります。

人事権ある人同士の力関係で当該社員の受け入れが決まることもあれば「じゃあこの人そっちで受け入れて」と言われて等価交換することもあります。

また「ニコイチ」「ハッピーセット」と言われる方法ですが「うちの優秀なA君をそっちに送るので、問題のあるB君も引き取って」ということもあります。

 

 

 

②自分の部署から出て行ってほしいがために人事評価でA(優秀)をつける

先述のような事情から、わけありの社員を今の部署から追い出すのは難しいことが多々あります。

そこで異動させたい社員に「優秀」の人事評価つけて送り出すという管理職もいます。

 

受け入れ先が「ふざけるな」と言うこともありますが、人事評価をつけた管理職が4月に定年退職してしまったら誰も責任取る必要はありません。

 

 

 

③不本意な転勤を言いつけられたら体調崩す社員

10年以上地元に居座ってるある社員、毎年年度末は転勤の話が来ますが、2月くらいになったら職場に血圧計持参して毎日血圧を測定し、3月半ばから「体調崩した」と入院します。

転勤の話は毎年有耶無耶になります。

 

 

 

④怒りの有給完全消化後退職

ある女性職員、旦那と子供を地方に残して転勤。責任感もあって同僚からも評判のいい社員です。

あるとき、また家族のいない場所への転勤を言い渡されました。

責任感ある人なので異動を受け入れたのですが、あるとき総務課の人事担当の人が「あの人、家族を置いて転勤して、何のために結婚してるのかしら」と給湯室で言ってたのを聞いてしまいました。

散々転勤をごねる社員にあの手この手で打診する人事の言葉だと思えず怒った女性社員、4月の人事発令後、有給休暇40日近くたまっているものを全て使って退職しました。

5月はGWもありますし、完全消化して6月が退職日になればボーナスも貰えます。その社員の異動先はいきなり人が1人減って大変だったそうです。

 

 

 

⑤東へ西へ北へ南へ移動した能力の無い社員の昇進

最近は支店もかなり減りましたが、少し前まで各地に山の様に支店があった時は、人事異動の時期、人事の人は采配に非常に頭を悩ませていました。

・原則僻地は短期間でそういったところを経験した人はなるべく希望に沿った配置にする

・こどもがいる、夫婦が同じ職場、病気など、配慮が必要な要素は無視できない

・なるべく同じところにしがみつかせない

 

と言ったことを配慮しなければいけません。組織の歯車でしたら上の指示に従うのが原則ですが、人事の采配が甘くて得する人と損する人が同じ部署に出たら職員の士気が下がります。

片や数年で人事異動をさせられる人の横では「育休」やら「家族のこと」で同じ部署に10年くらい残っている人がいるのですから(そして、そういう人はつぶしがきかなくなるから余計異動させられる場所が減る)。

そういう時に、昇進や昇格を餌に移動できる職員を異動させるわけです。

 

前置きが長くなりましたが、ある職員はどんなに無茶な人事異動も断りませんでした。

たとえ赴任半年後に鹿児島から函館の異動が来ても何も言わずに異動の話を受けていました。

1年~2年で国内の東西南北どこの異動の話が来ても二つ返事で転勤していました。

ちなみに、その職員は仕事が壊滅的に出来ません。

しかしながら、人事異動と昇格を紐づけてしまった以上、その人を早いうちに昇格させざるを得ませんでした。

結果としてその人は、同期よりも圧倒的に速いペースで専門職になっていました。

*能力無いなら異動したくらいで昇格させるなという話もあるのですが、「酷い転勤させたうえで昇格しなかった」なんて実績が出来たら昇格のウマニンジンは使えなくなるし、本人が何も怒ってなくても組合に問題材料として取り上げられますし‥・

 

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