カネカを内定辞退しようか迷っている人が読む話

働き方

こんにちは、幹事長です。

カネカが育休をとった社員に対して復帰後に即転居を伴う人事異動を命じたことに対して炎上しました。

当該社員は退職し、社員の妻が復職して家計を支えることになったそうです。

その元社員の妻がツイッターにあげた投稿が拡散し、炎上することに至りました。

 

 

この件に対しては、「育休取らせた実績が欲しかった会社が育休取らせて見せしめ人事をやった」だの、「育休を奨めたかった人事部門と管理部門に認識があった」だの色々言われています。

 

 

 

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会社が育休社員を使った見せしめや、報復人事での転勤を強いることのリスク

最近徐々に社員の働き方について世の中の意識が向かって来ていますが、まだこんなことする会社もあるのですね。

しかもカネカって一部上場の大手企業です。

#いや、大手企業だからって信頼するのが間違いか…

 

「こんなことしたらだめだよ」と言ったところで「はい、次から気を付けます」と言ってくれるようなことはまずありません。

ヒューマニズムで会社を揺さぶったところで改めないのと思いますので、育休社員への見せしめと、転勤をつかった報復人事へのリスクをここで取り上げていきたいと思います。

以下のことは、実際に僕が職場で経験した苦い経験もありますので、信ぴょう性はそれなりにあるはずです。

 

 

①裁判になったらまず負ける

正攻法で社員に民事訴訟を起こされたら、会社が負ける可能性は高いです。

裁判を起こされた際の損失やリスクについては以前の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。

 

気象庁が女性職員から訴えられたら職場環境がよくなった話
これは国家公務員の事案ですが、地方公務員や民間企業でも他人事ではありません。 「たった11万」 そう思う方はいるかもしれませんが、この件によって被った職場のダメージは請求額の160万円ではききません。こういう事案で、職場がどのような被害を受けるかについて解説します。

 

 

カネカの当事者は、妻の方がそれなりに行動力と能力と所得があるため、クレクレ感なしに旦那が退職してくれましたが、生活かかっていたら「病気になった」とか言って長期にわたって会社が合法的に金を強請られることも起こります。

 

 

 

②仕事の属人化で対抗してくる人が出てくる

かつて、わが社では育休に入ろうとした女性社員が、復職後の居場所を残しておくためにあえて重要な業務を引き継がずに休職に入りました。

その結果、業務が破綻と言うほどではないですが彼女が復帰するまでの1年近く、残った職員は非常に苦労することになりました。

どうしても困ったときには彼女に電話で質問していたのですが、どうも情報を小出しにしているらしく、生産性はかなり下がりました。

 

その人がいなくなっても属人化した仕事を解析できるような余力がある部署ならなおさら育休くらいとらせてやれよって思いますし…

 

 

③能力の有無は別として「育休取得しない」「転勤には応じる」人だけが職場に残る

これからの時代、社員のライフワークを尊重しなければ「辞めて身の振りにアテがある」人から辞めていきます。

辞めて次のステップを考えられるだけのタフで判断力があって優秀な人から順番に辞めていきます。

 

*どうやら大学生たちもコメントしているようです。

カネカのパタハラ疑惑、大学生から“アウト“の声 「水面下で鬼の転職活動ですね!」
「問題はなかった」と結論づけたコメントで収束しつつある、カネカのパタハラ疑惑。でも、社員や就活生たちの目は厳しそうです。

「こんなことが起こった会社からは盗めるものだけ盗んで水面下で鬼の転職活動ですね」

 

繰り返しますが、こうして「会社で仕事しつつ盗めるもの盗んで転職活動できる」ような機敏さがある人から出ていきます。

 

 

また、20世紀の様に「会社のいうことを我慢して聞いていれば50代には年収800万くらいになる」ような時代でもないですし、会社もそれを保証したくても保証できない時代になっています。

 

その結果として、育休もとらないで転勤も断らなかった社員だけが残れば、将来彼らが上に上がったら下の人にも同じことを求めるようになります。

 

 

 

学生はカネカを内定辞退するべきかどうか?

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

さっそくみんしゅう等で学生が内定辞退したという話が出て来ています。

今回の件を鑑みて、内定辞退をするべきかどうかという話ですが、これも学生個々人で判断するべきです。

他の企業に入ったからと言ってカネカよりも労働環境がいいとも限らないですし、カネカも今回の件がきっかけで即倒産とまでは多分なりません。

 

判断材料として面白いツイートが見つかりました。

 

不祥事起こした会社の新卒がどうなるか示唆する話

 

この投稿で興味深かった内容が、以前似た様な不祥事を起こした会社に就職した人の話です。

その年、新卒が大量に内定辞退したことによって、ある人は「おっしゃ、これなら楽に同期でトップになれそうだ!」と踏んで入社したところ、確かに同期ではトップにはなれたけど、その年度入社の人達は「能力が無い」と上からも後輩からも相当叩かれたそうです。

で、その当人はいたたまれなくなってやめたそうです。

 

「同期トップ」は退職したようですが、「どうせ俺たち能力足りないし、後輩にも抜かれてるし、出世なんて諦めたもん。月数十万貰えたら別にそれでいいもん」と開き直って向上心もモチベーションも捨てて会社にしがみついてる人は絶対いるはずです。

 

繰り返しますが「トップになれたのに評価して貰えない」と悔やむプライドと向上心のある人から辞めていきます。

(多分曲りなりにもトップなので、そこまで極端なすね方するケースは考えにくい)

 

 

 

恐らく今回カネカでも似たようなことになると想像できます(基本、内定辞退は優秀な人からします)。

人事や各部署はそれを踏まえて20年卒の新卒の取り扱いを考えた方がいいでしょう。

 

まあ、2流から3流の人材でいいから言うこと聞いてくれる人に来てほしいと心から思っているのなら僕は何も言いませんが。

 

 

推薦での内定を辞退していいのか?

納得いかないなら辞退しましょう。

「俺が会社を変えてやる」みたいな馬力がある人は頑張ってください応援します。

内部告発して職を失ったら少しは生活をサポートすることも考えます。

 

大学の研究室推薦の場合、辞退したら今後会社との関係が悪くなるので基本的にはするべきではありませんが、今回の件の場合、カネカ側に問題があるのですから、むしろ大学も大切な学生をこんな会社に送るべきではないです。

教授との力関係で難しいってこともあるかもしれません。

もし断固教授が認めてくれない場合、こっそり本命の内定をホールドして3月卒業要件満たしてから辞退の連絡を入れましょう。

会社にとっても迷惑な話でしょうが、問題に対する初動を誤ったのですから仕方ありません。

 

転勤も平気で、とりあえず大手企業という肩書が欲しいし別に出世志向がないならば現状でも選択としてはアリです。

 

 

 

今は、社内の問題があっという間に表ざたになる時代

カネカ社長が元社員の即転勤を認めるメールもリークされたみたいです。

 

 

カネカ続報、「即転勤」認める社長メールを入手
日経ビジネスの取材で、3日中にカネカの角倉護社長から社員宛にメールが出されたことが分かった。メールでは「育児休業休職直後に転勤の内示を行ったということはあります」として夫婦の主張の一部を認めた。全文を公開する。

 

 

以前炎上したPCデポの件でも「余計な事を言うな」と箝口令を敷いたらその箝口令自体が流出してしまったという話もありました。

 

しばらくはこういうトラブルもなくならないでしょうが、今後働き方はどんどん変わっていくのかなと思いました。

 

 

 

このテーマに対する質問と回答

Q.夫が転勤準備していたみたいですが?

A.準備段階でも会社に属していてコンプライアンスを守っているならばこれを理由に不当な取り扱いはするべきではないと思います。

#ましてや本当に起業準備してる人間を新しい部署に放り込むメリットって何?

 

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